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ビューティコラム

女性の薄毛は食事で改善されるのか?

■この記事の監修者

監修・ライター
西村リサ Nishimura Risa
株式会社 sandalista 代表取締役
毛髪診断士認定講 師・コスメコンシェルジ ュ・WEB ライター
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、2008 年に独立。
自身の世界観を具現化するべく「sandalista(サンダリスタ)」を主宰。
スキンケア、ヘアケアに関する執筆活動や、講演、個別レッスンを通じ 多くの方に「善い美容週間の定着」を提案している。

髪に良い食べ物といえば、ワカメなどに代表される海藻類を思い浮かべる方は多いでしょう。では本当に女性の薄毛はそれらで改善されるのでしょうか? 海藻類以外に髪に良い食品は?食事で注意する事って?薄毛に悩む女性に是非知っていただきたい情報を毛髪診断士が詳しくご紹介します!

目次

海藻類は本当に髪に良いの?毛の構成成分からみる、髪に良い栄養素とは。

古くから「海藻類は髪によい」と言われています。

これは、海藻のネバネバ成分に含まれるフコイダンの働きによるものです。

フコイダンは、毛根にある毛母細胞の働きを活性化したり、頭皮に潤いを与える効果があるといわれています。

これにより頭皮環境を整えて、健康な髪を育むのです。

しかしこの働きは、料理で例えると、素材をよりおいしく仕上げるために必要な調味料のようなものです。

健康な髪を目指すなら、まずは料理のメイン食材である髪の毛そのものの材料となる栄養素を摂取することが大切です。

では、その毛髪の材料となる栄養素とは何なのでしょうか。

毛髪は、8割~9割がケラチンというたんぱく質でできています。

ケラチンは、シスチンをはじめとする18種類のアミノ酸で構成されています。

これらのアミノ酸がポリペプチド結合という非常に強い結びつきによって鎖状につながっており、これを主鎖結合と言います。

さらに、この鎖状になった縦のつながり(主鎖結合)に、ハリ(強度)や弾力を与えているのが側鎖結合という、横のつながりです。

この主鎖結合と側鎖結合によって毛髪は構成されているのです。

前述の通り、髪は側鎖結合によりハリや弾力を保っています。

側鎖結合はいくつか種類がありますが、主たる結合はシスチン結合と呼ばれ、硫黄を含んだタンパク質である「含硫アミノ酸」によって構成されています。

つまり髪の健康を考えたとき、このシスチン結合を強化することが重要だと言えます。

そしてシスチン結合を強化するためには、シスチン結合の材料となる「含硫アミノ酸」が必要となります。

含硫アミノ酸は、体内で合成されない必須アミノ酸の一つです。 そのため、この含硫アミノ酸を多く含んだ食材を毎日の食事に取り入れることが有効だといえます。

髪に良い食べ物は、含硫アミノ酸が多い食品!それって何?

人間の身体はタンパク質でできています。

髪はもちろんのこと、筋肉、内臓、爪、皮膚などを作っているだけでなく、免疫抗体の原料、ホルモンやヘモグロビンなど、いろいろな役割をもって存在しています。

そのため毎日の食事でタンパク質を摂取する必要があるのです。 中でも、含硫アミノ酸をはじめとする生命活動に必要な必須アミノ酸は、体内で合成することができないため、食事で摂取する必要があります。

含硫アミノ酸を含む食品

アジ、サバ、イワシ、サンマや白身の魚

脂肪の少ない鳥のささみやヒレ肉

チーズ等の乳製品や鶏卵 豆腐、納豆などの大豆製品

1日に必要なタンパク質40~50g(成人女性)のうち、1/3はこのような食品を取るように心がけましょう。※生活習慣、運動量や年代によっても必要量は異なります。

バランスのとれた食事を心がけて、髪も体も健康に!

健康な髪を育むには、髪を構成しているタンパク質をしっかりと摂る必要があります。

ですが、髪のために良いとされる食品であっても、偏った摂取では体内でうまく働かない場合もあります。

身体を作るタンパク質、調子を整えるビタミン・ミネラル、エネルギーとなる脂質や糖質のそれぞれが力を合わせて身体を構成しています。

必要な栄養素をバランスよく摂取すれば、身体の働きが十分に高まり、髪や頭皮の健康が得られます。

髪に良いとされる食品を理解した上で、バランスの良い食習慣を身につけましょう。 また、ストレスによって、血行不良など頭皮環境を悪化させることがないように、適度な運動を取り入れ、心身ともに健やかに過ごすことも、薄毛や抜け毛対策で忘れてはいけないポイントです。

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キーワード

育毛剤シャンプーシリコーンシリコンラウレスキューティクルアミノ酸系洗浄力泡立ち

監修者、ライター紹介

監修
荒瀬誠治 Arase Seiji
徳島大学医学部皮膚科学分野 名誉教授
毛髪疾患の専門医師として円形脱毛症診療ガイドライン作成委員長や、日独皮膚科学会会長を務めるなど、日本を代表する毛髪医療のスペシャリスト。
1947年生まれ。1974年徳島大学医学部卒業後、同大学皮膚科入局。1991年徳島大学医学部皮膚科教授となり、現名誉教授。
専門分野:皮膚付属器の文化機構(特に毛包の生物学)、光と皮膚(特に紫外線発癌、DNA修復、癌抑制遺伝子)

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監修・ライター
西村リサ Nishimura Risa
株式会社 sandalista 代表取締役
毛髪診断士認定講 師・コスメコンシェルジ ュ・WEB ライター
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、2008 年に独立。
自身の世界観を具現化するべく「sandalista(サンダリスタ)」を主宰。
スキンケア、ヘアケアに関する執筆活動や、講演、個別レッスンを通じ 多くの方に「善い美容週間の定着」を提案している。

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監修・ライター
横田淑美 Yokota Yoshimi
株式会社アドバンジェン 製品開発部部長
2008年株式会社アドバンジェン入社。「今日という日を、思いっきり楽しんでもらいたい」という願いを込めて製品開発に注力している。
1988年京都大学大学院・生命科学研究科修士過程終了(遺伝子操作・タンパク質解析研究)。1988年国内医薬品メーカー・応用生化学研究所入所。バイオセンサーの工業化に成功。2005年(国研)産業技術総合研究所勤務。バイオセンサーの研究に携わる。

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監修・ライター
行方昌人 Namekata Masato
理学博士
1979 年生まれ。
専門分野:細胞生物学、細胞工学、毛髪科学

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