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ビューティコラム

【医師監修】産後の抜け毛。その原因と対策とは?

■この記事の監修者

監修・ライター
西村リサ Nishimura Risa
株式会社 sandalista 代表取締役
毛髪診断士認定講 師・コスメコンシェルジ ュ・WEB ライター
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、2008 年に独立。
自身の世界観を具現化するべく「sandalista(サンダリスタ)」を主宰。
スキンケア、ヘアケアに関する執筆活動や、講演、個別レッスンを通じ 多くの方に「善い美容週間の定着」を提案している。

7割以上のママが悩んでいる産後の抜け毛。シャンプーやブラッシングで

ごっそり抜ける髪の毛に不安になる方も多いのでは。

産後の脱毛の原因は?いつまで続くの?対策はあるの?など 悩めるママに是非知って頂きたい情報を、医師監修の元まとめました。

目次

あなただけじゃない。ママを悩ませる産後の抜け毛

新しい家族を迎え、のんびり食事もお風呂にも入っていられないような、慌ただしい生活がスタートする産後のママ達。

自分のことを構う間もなく、赤ちゃんのお世話に追われていれば、ちょっとの事なら気にならないものです。

それでもふとシャンプーの時に「抜け毛がふえた」と感じると、急に女性としての人生に不安を感じたり、自信がなくなってしまうことがあります。 調査結果によると、妊娠、出産期に「抜け毛が増えた」という方が、なんと7割以上に上ることがわかりました。

【質問1】妊娠・出産期に「抜け毛が増えた経験はありますか?

妊娠・出産時には、体の大きな変化で「抜け毛」が増えることが多いといいます。

実際はどのくらいの割合で「抜け毛」が増えるのでしょうか。

今回591名の方にお伺いしたところ、74%の方が「抜け毛が増えた」とお答えになりました。 7割以上の方が経験されているようです。

※妊娠・出産&口コミサイト コンビタウン調べ
https://www.combibaby.com/c/1930/

この結果からみても、産後の抜け毛はだれにでも起こりうる悩みといえるでしょう。

【質問2】Q1で「ある」とお答えの方にお伺いします。抜け毛が一番多かった時期を教えてください。

妊娠出産時期のうち、いつ頃「抜け毛」が多かったのかお伺いしました。

その結果、7割以上の方が「出産後1~6カ月」(73%)の期間に多かったようです。 また、出産後しばらく経って「出産後7~12カ月」(13%)、「妊娠中」(11%)という方も1割ずついらっしゃいました。

※妊娠・出産&口コミサイト コンビタウン調べ
https://www.combibaby.com/c/1930/

特に抜け毛が多かった時期は出産後1~6ヶ月後で、赤ちゃんにも手がかかる時期とも重なり、どうしてよいのか不安を感じる方が多いようです。 では、多くのママを悩ませる産後の抜け毛。原因は何なのでしょうか?

原因その1 ホルモンバランスの変化によるヘアサイクルの乱れ

妊娠中の身体では、“胎児が第一、母体は二の次”となるために様々なことが起こります。

中でも髪に関係することと言えば、ホルモンバランスの変化です。

妊娠中は女性ホルモンとも呼ばれる「エストロゲン」の分泌が盛んになります。

このエストロゲンには、毛成長を促し、成長期を維持・促進する働きがあるのです。

私たちの髪は成長期から退行期を経て、休止期に入り抜け落ち、再び生える(ヘアサイクル)を繰り返しています。

しかし、妊娠中は増えたエストロゲンの影響によって、頭髪が成長期にとどまり、抜けない毛が増えると考えられているのです。 その結果、出産を終えてホルモンバランス(エストロゲンの分泌量)が元に戻るとともに、抜けずにいた毛が一気に抜けてしまうことで、「抜け毛が増えた」と感じる方が多いのです。

原因その2 疲れや睡眠不足

日中、過度に疲れてしまうと、眠れなくなることがあります。

特に、身体的な疲労よりも目の疲れ、頭の疲れ、精神的な疲れは

睡眠不足や睡眠の質の低下に繋がりやすいと言えるでしょう。授乳、子育ての時期に睡眠不足が続くことで、ホルモンバランスがより乱れ、抜け毛の原因を増やすといえるでしょう。

原因その3 ストレス

慣れない子育てや、心身ともに想像以上に余裕のない状況で精神的に追い込まれることさえあります。

一番理解してほしい夫の些細な一言にストレスを感じる女性も多いものです。

何かしらのストレスを感じると、身体は緊張状態になり、それが続くと血流に影響するといわれています。

ストレスによって血流が悪くなると、髪を育むための栄養が頭皮に十分行き渡らなくなります。 血行不良は髪にとって良くない状態と言えるでしょう。

出産後の抜け毛はいつまで続くの?

自分だけじゃない、一時的なものだとわかっても、日々抜ける毛を見れば不安は尽きません。

このまま放置していいの?いつまで続くの?と考えるだけでもストレスになるでしょう。 調査によると、早い方では産後6か月程度で抜け毛が気ならなくなったようですが、7割以上の方は、1年くらいでおさまったと回答しています。

【質問3】Q1で「ある」とお答えの方で、抜け毛がすでにおさまっている方にお伺いします。産後どれくらいで抜け毛はおさまりましたか?

産後どれくらいの期間で抜け毛が納まったかをお伺いしました。

20%以上を占めている上位3位は、比較的遅い時期で、「10カ月~1年未満」(28%)、「7~9カ月」(25%)、「1年以上」(20%)となりました。

7割以上の方が、出産後半年~1年を超えて「抜け毛」が続いたようです。 そして、「4~6カ月」(16%)、「1~3カ月」(11%)と続きました。

※妊娠・出産&口コミサイト コンビタウン調べ
https://www.combibaby.com/c/1930/

ホルモンバランスの変化に加え、子どもの成長による身体的な負担の軽減も影響しているかもしれません。

10か月前後になれば、離乳食や生活のリズムなどの変化に加え、コミュニケーションもとれる月齢になり、一層育児が楽しい時期かもしれません。大変なことが多かった育児から楽しむ余裕がでることで、ストレスの軽減により、乱れたヘアサイクルも元に戻り、抜け毛がおさまる条件が整う頃と言えるでしょう。

3つの対策で、出産後の抜け毛を乗り切ろう!

対策その1 バランスの良い食事

忙しい子育て中で家事の手間を省きたい時もあるかもしれません。

基本は手作りの塩分を控えた食事が理想です。

買ってきたものや、外食になることもいけないことではありません。

大切なのは、肉や魚などのタンパク質、野菜や果物のビタミンミネラル、

適量のごはんなどの炭水化物を1日の中でバランスよく取り入れるようにすることです。

特にタンパク質やミネラルは、身体の中で髪を作る材料になります。 欠かすことなく毎日少量でも摂るようにしましょう。

対策その2 睡眠をできるだけ取って疲労回復

産後間もないママに寝不足はつきものです。

それでも眠れるチャンスを逃さずに休むようにしましょう。

眠れないからと言って、目を開けて他の事をするのではなく、静かに過ごしましょう。

目を開けていると、視覚情報が脳を刺激します。

目を閉じるだけでも、脳を休めることに繋がります。

ラベンダーなどリラックス効果の期待できる香りをお部屋に取り入れたり、 化粧品で好きな香りを選ぶことでもゆったりとした気持ちになり、脳にも休息の合図を送るのに効果的です。

対策その3 気分をリフレッシュさせてストレス解消

時には抱え込まず、人に話すことも大切です。

気の許せる友達に会う、運動をする、好きなものを食べる、映画をみる、買い物をする、カラオケに行くなど、日常の家事や育児を忘れる方法も一つです。

子どもを見てくれる人がいないという場合には、一緒に楽しめる動物園や植物園など自然にふれることもおススメです。 他にも、日々のお手入れで早めのケアをしたい方には、こんな方法も◎。

番外編1 シャンプー選び

お悩みやライフスタイルに合ったシャンプー選びは大切です。 デリケートになっている頭皮をいたわるタイプから、時間をかけずにお手入れできるトリートメントいらずのシャンプーまで、こんな時だからこそ、しっかり自分に合ったシャンプー選びをしましょう。

番外編2 育毛剤、頭皮ケアアイテムを取り入れる

最近では、女性向けの育毛剤や頭皮美容液などのアイテムも増えています。

成分にこだわり、機能性の高い製品も増えています。

妊娠中や授乳中でも使えるものを選んで取り入れることで、手間は増えても健康な髪を育むことに繋がります。

毛周期を考えると、1~2ヶ月では改善できない場合が多いのも当然です。

アンケート結果のように、元に戻るには半年以上かかると思ってください。焦ってストレスを感じるよりも、清潔な頭皮を保ち、気長にお手入れしようという心構えが大切かもしれませんね。

さいごに

産後の抜け毛は、赤ちゃんを産むためにお母さんの身体が頑張った証拠です。

何ら心配するものではなく、間違いなく元に戻ります。

また、長い髪がごっそり抜けるのを見るのがショックならば、思い切ったショートヘアにすると抜け毛は目立たなくなります。 あまり思い詰めず、新しいヘアスタイルを楽しみながら子育てを楽しんでみてください。

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キーワード

育毛剤シャンプーシリコーンシリコンラウレスキューティクルアミノ酸系洗浄力泡立ち

監修者、ライター紹介

監修
荒瀬誠治 Arase Seiji
徳島大学医学部皮膚科学分野 名誉教授
毛髪疾患の専門医師として円形脱毛症診療ガイドライン作成委員長や、日独皮膚科学会会長を務めるなど、日本を代表する毛髪医療のスペシャリスト。
1947年生まれ。1974年徳島大学医学部卒業後、同大学皮膚科入局。1991年徳島大学医学部皮膚科教授となり、現名誉教授。
専門分野:皮膚付属器の文化機構(特に毛包の生物学)、光と皮膚(特に紫外線発癌、DNA修復、癌抑制遺伝子)

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監修・ライター
西村リサ Nishimura Risa
株式会社 sandalista 代表取締役
毛髪診断士認定講 師・コスメコンシェルジ ュ・WEB ライター
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、2008 年に独立。
自身の世界観を具現化するべく「sandalista(サンダリスタ)」を主宰。
スキンケア、ヘアケアに関する執筆活動や、講演、個別レッスンを通じ 多くの方に「善い美容週間の定着」を提案している。

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監修・ライター
横田淑美 Yokota Yoshimi
株式会社アドバンジェン 製品開発部部長
2008年株式会社アドバンジェン入社。「今日という日を、思いっきり楽しんでもらいたい」という願いを込めて製品開発に注力している。
1988年京都大学大学院・生命科学研究科修士過程終了(遺伝子操作・タンパク質解析研究)。1988年国内医薬品メーカー・応用生化学研究所入所。バイオセンサーの工業化に成功。2005年(国研)産業技術総合研究所勤務。バイオセンサーの研究に携わる。

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監修・ライター
行方昌人 Namekata Masato
理学博士
1979 年生まれ。
専門分野:細胞生物学、細胞工学、毛髪科学

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