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ビューティコラム

シャンプーの噂【成分編】~毛髪診断士によるシャンプーのウソ・ホント~

■この記事の監修者

監修・ライター
西村リサ Nishimura Risa
株式会社 sandalista 代表取締役
毛髪診断士認定講 師・コスメコンシェルジ ュ・WEB ライター
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、2008 年に独立。
自身の世界観を具現化するべく「sandalista(サンダリスタ)」を主宰。
スキンケア、ヘアケアに関する執筆活動や、講演、個別レッスンを通じ 多くの方に「善い美容週間の定着」を提案している。

日々の生活に欠かせないシャンプー。自分に合ったシャンプーはどれなのか、皆さん慎重に選んでいらっしゃると思います。

けれど調べれば調べる程出てくるシャンプーの噂。ちまたには情報が溢れ、結局どのシャンプーを選べば良いのかわからず悩んでいらっしゃるかもしれません。

シリコーンシャンプーは頭皮の毛穴を塞ぐ?ラウレス硫酸系は洗浄力が強すぎてキューティクルを破壊する?アミノ酸シャンプーは泡立ちが悪く、洗浄力が弱い? そんな噂を長年毛髪について研究してきたアドバンジェンが調査。毛髪診断士が毛髪、頭皮それぞれの観点からシャンプーのウソ・ホントを徹底解説します!

目次

シリコーンシャンプーは頭皮の毛穴を塞ぐ?ウソ・ホント?

シャンプー選び、何をポイントにしていますか?

洗い上がり、香り、泡立ちなど、人それぞれに好みがありますが、最近では配合成分を見るという方も増えているようです。

中でも話題になっているのが「シリコーン」です。※シリコンと表記されることが多いですが、正しくはシリコーンです。

この「シリコーン」が入っているかいないかを、シャンプー選びのポイントにするのは、実はとっても簡単。

商品のパッケージに「ノンシリコーンシャンプー」と書いてあれば入っていないし、書いていなければ入っていると思って間違い無いでしょう。

昔はこんな表示はありませんでした。

要するに「ノンシリコーンシャンプー」は一つの流行です。

シャンプーは直接肌や髪に触れるもの。

髪やお肌に優しいものが良いですが、なんとなく頭皮に良さそう、自然派志向で頭皮や髪に優しそう、というイメージだけで選んでしまう事がないように気をつけましょう

悪者扱いされている「シリコーン」ですが、どんな役割があるのでしょうか。

その一例はこちら

  • ツヤ感アップ
  • 静電気防止
  • 髪の滑らかさUP
  • ダメージヘアの補修
  • 髪の摩擦を防ぎ指通りを良くする など

これらの効果が必要なときはシリコーン配合のシャンプーを選びましょう。

つまり、髪にツヤが欲しい、パサつきや広がりが気になる、パーマやカラーリングの影響で傷んでいる髪にはシリコーンが強い味方になってくれます。

反対に、悩みのない場合には、ノンシリコーン系シャンプーでも満足できるかもしれません。

良くないと思われがちなシリコーンですが、熱に強く化学的に安定しているため、昔から医療の現場や、工業製品、家庭にある日用品にいたるまで、用途は多岐に渡ります。

このように幅広く活用されていることからも毒性が低く安全な成分だということがわかります。

特にシャンプーに配合されているシリコーンは配合量から考えても毛穴に詰まったり、染毛を阻害することもありません

そのこと以上に考えなくてはいけないのは、シャンプーの方法です。

シャンプー剤をなじませる前に、しっかりとお湯で予洗いすること、充分にすすいで頭皮にシャンプー剤を残さないことが重要です。

例えば、皮脂の多い頭皮に保湿効果の高いシャンプー、トリートメントをしたのにちゃんとすすがなかったら……

どんなシャンプーを使っても、不十分なすすぎでは、汚れがきちんと洗い流されない状態になってしまいます。自分の頭皮と髪に合ったシャンプーを選び、を正しく使うことが大切なのです。

ラウレス硫酸系は洗浄力が強すぎてキューティクルを破壊する?ウソ・ホント?

配合成分でシャンプーを選ぶという人が真っ先に警戒するのが、洗浄成分であるラウレス硫酸系の界面活性剤です。

まるで極悪成分かのように誤解を招くような噂が囁かれていますが、一体どんな成分なのでしょうか。

ラウレス硫酸系洗浄成分とは?

多くのシャンプーに配合されているメジャーな洗浄成分(界面活性剤)です。

洗浄力や泡立ちに優れ、素早く頭皮や髪の汚れを取り除いてくれます。 また泡立ちの良いシャンプーは髪のもつれや汚れの再付着を防ぐことから、どんな方にでも扱いやすいと言えるでしょう。

この特徴によって、シャンプーとしての機能を充分に発揮しています。

そのため、毎日整髪料を使っている方や日中の活動で皮脂分泌が多かったり、外で過ごす時間が多い方など汚れが多い方でも素早く汚れを取り除くことができます。

一方で、洗浄力の強さからキューティクルに良くないのではないかという声もあります。

これは毛の表面にある、キューティクルを美しく保つための接着剤のような役割をしているCMCと呼ばれる部分が、強い洗浄力によって溶け出してしまうのではないかというものです。

しかしながら、シャンプーにこの成分が単体で使用されることはなく、複数の洗浄成分や保湿成分を加えることで付加価値としての使用感や洗い上がりを実現します

成分表示上、同じような配合成分のシャンプーでも、配合量や原料のクオリティーでも違いがあるのは当然です。

例えば、医薬部外品に分類されるようなシャンプーの場合には、汚れを落とすだけでなく抜け毛防止や育毛促進の観点で開発されている商品もあり、目的としている頭皮や髪への効果を最優先に、成分の特徴や相性などを総合的に考えてバランスよく配合しています。

自分の髪質や頭皮環境を理想に導いてくれるシャンプーに出会うには、成分表示に惑わされず、商品の特徴やコンセプトを理解し、総合的に判断して、まず1週間~10日(今まで使用していたシャンプーやトリートメントの成分が残っていることもあるため)は使ってみましょう。

アミノ酸シャンプーは泡立ちが悪く、洗浄力が弱い?ウソ・ホント?

アミノ酸シャンプーとは、シャンプー剤の主成分となる洗浄成分(界面活性剤)が、アミノ酸で構成されているので肌への刺激が少ないと言えます。

これは、私たちの皮膚や髪、爪など体の土台となるタンパク質もアミノ酸から作られているためです。 洗浄力がマイルドなので、頭皮や髪の潤いを奪いすぎないのが特徴ですが、同時にシャンプーの泡立ちを重視する場合には、物足りなさを感じるかもしれません。

そのため、皮脂分泌が少なく頭皮や髪が乾燥している方、日中は室内で過ごすことが多く汚れが少ない方におすすめです。

洗浄力が弱い

シャンプー剤をつける前に、お湯でしっかりと頭皮の汚れを浮き上がらせましょう

特に汚れを感じる日や整髪料を使っている時には、シャンプー剤を多めに使うか、2度洗いしましょう。 汚れを残すことがないよう、すすぎは丁寧にしてください。

泡立ちが悪い

泡の役割は、シャンプー中の髪の絡まりや摩擦、浮き上がった汚れの再付着を防ぐことです。

髪の長い方は、濡らす前に丁寧に梳かしておくことが大切です。

髪の根元、頭皮を洗うことを意識して、毛先は手ぐしでもつれないように扱います。

肌や髪をいたわりながらシャンプーをしたい場合には、アミノ酸系のシャンプーを選びましょう。

成分の特徴を理解して使えば、より効果的なヘアケアを実現できます。

洗浄成分や保湿成分の組み合わせにより、そのシャンプーの使用感が決まるので、アミノ酸系でも泡立ちの良いタイプもあります

洗浄力や洗い上がりのしっとり感も商品によって様々です。 肌に優しいというのは、どの製品にも共通していると考えられるので、どんな成分をどんなテクノロジーで採用しているのかをチェックしてみると期待できる効果がわかり、シャンプー選びの参考になります。

まとめ

まず、なりたい髪や自分の悩みを明確にすること。広告やイメージに流されず、今の自分のお悩みや髪質に合ったヘアケア製品を選べるようになる事が大切です。

毛量の変化や抜け毛、細毛が気になる場合には、毛髪診断で頭皮や髪の状態をチェックしましょう。 髪の生まれ変わるサイクル(毛周期)に合わせた、早めのケアを心がけると、いつまでも豊かな髪が育まれます。

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カテゴリー

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キーワード

育毛剤シャンプーシリコーンシリコンラウレスキューティクルアミノ酸系洗浄力泡立ち

監修者、ライター紹介

監修
荒瀬誠治 Arase Seiji
徳島大学医学部皮膚科学分野 名誉教授
毛髪疾患の専門医師として円形脱毛症診療ガイドライン作成委員長や、日独皮膚科学会会長を務めるなど、日本を代表する毛髪医療のスペシャリスト。
1947年生まれ。1974年徳島大学医学部卒業後、同大学皮膚科入局。1991年徳島大学医学部皮膚科教授となり、現名誉教授。
専門分野:皮膚付属器の文化機構(特に毛包の生物学)、光と皮膚(特に紫外線発癌、DNA修復、癌抑制遺伝子)

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監修・ライター
西村リサ Nishimura Risa
株式会社 sandalista 代表取締役
毛髪診断士認定講 師・コスメコンシェルジ ュ・WEB ライター
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、2008 年に独立。
自身の世界観を具現化するべく「sandalista(サンダリスタ)」を主宰。
スキンケア、ヘアケアに関する執筆活動や、講演、個別レッスンを通じ 多くの方に「善い美容週間の定着」を提案している。

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監修・ライター
横田淑美 Yokota Yoshimi
株式会社アドバンジェン 製品開発部部長
2008年株式会社アドバンジェン入社。「今日という日を、思いっきり楽しんでもらいたい」という願いを込めて製品開発に注力している。
1988年京都大学大学院・生命科学研究科修士過程終了(遺伝子操作・タンパク質解析研究)。1988年国内医薬品メーカー・応用生化学研究所入所。バイオセンサーの工業化に成功。2005年(国研)産業技術総合研究所勤務。バイオセンサーの研究に携わる。

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監修・ライター
行方昌人 Namekata Masato
理学博士
1979 年生まれ。
専門分野:細胞生物学、細胞工学、毛髪科学

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