アドバンジェン製品開発部の横田です。今回は、私自身の体験談です。
皆様は今までどれくらいの長さまで髪を伸ばした経験をお持ちでしょうか?
実は、私は…
目次
1本の髪の毛は1つの毛根から「生える」「成長する」そして「抜ける」を繰り返しています。
そして、この繰り返しを「毛周期」と言います。
健康な髪の「毛周期」では、1本の髪の毛は3~7年の時間をかけて太く長く成長していきます。
その後、髪の毛が十分に育った頃、毛根のあたりに「FGF-5」という因子が目立つようになります。
この「FGF-5」因子が「そろそろ髪の毛抜けなさい!」という信号を送ることにより、髪の毛はゆっくりと抜けていきます。
ところが、この「FGF-5」の信号は、健康な髪でも、加齢と共に早期に暴走するようになっていきます。
その結果、女性では25歳、男性では20歳をピークに毛周期はどんどんと短くなっていくのです。
「FGF-5」が暴走し「毛周期」が短くなっていくと、髪を太く長く育てることが難しくなっていきます。
一般的に髪の毛は、1カ月で約1cm伸びますので、3~7年切らないでいると約40~80cmの長さになるわけです。 皆様、実際のところ、髪はどこまで伸びると思いますか?
今から6年程前のことですが、どこまで髪が伸びるか挑戦してみることにしました。
50代である私の「毛周期」は、少なくとも20代の頃よりは随分と短くなっていたはずですが、
いったい、私の髪はどこまで長く伸びるのだろう?
始まりは、そんな、ごく単純な疑問からでした。
自らが開発した「育毛剤」と「シャンプー」を助っ人に髪を伸ばし始めました。
当時の私の髪の長さは、肩より少し下のあたり。 いつもそのあたりの長さになると、身長とのバランスを考えて髪を切っていましたので、少し大げさですが、未知なる領域への大きな期待にひとり胸を膨らませていました。
「育毛剤」と「シャンプー」の効果で、髪はすくすくと美しく伸びていきました。後ろ髪はウエストラインまで、約50cmの長さになりました。そして、私はいわゆる「髪の長い人」になりました。
実は、楽しく伸ばせたのは、この頃まで。
ある朝、やかんに火をかけた時、髪の先端がチリッと焦げたのです。危険!
その日から、家にいる間は髪を束ねて服の下に入れることにしました。外では、右前で一つに束ねて、大切な髪の束を始終監視していました。
「育毛剤」と「シャンプー」の効果は私には素晴らしいものでした。私の髪は先端まで全く傷まずに美しく伸び続けていました。
80cmを超えた頃、服の下に潜らせた髪の束が上着の裾から顔を出すようになりました。
こうして2度目の夏を超えた頃、50代の私の「毛周期」は、「育毛剤」と「シャンプー」のおかげで、20代にも劣らぬ長さになっていることが確認できたのです。
しかし、この嬉しい結果とは裏腹に…シャンプーで髪を洗うのが、既に一大作業となっており、ドライヤーで乾かすのも、それはそれはもう大変でした。
皆様、お尻の下まで髪を伸ばした経験はおありでしょうか?
自分の髪がお尻の下まで長くなると、起床時、容易に布団から起き上がれないのです。
寝返りをうつ際にも頭が引っ張られたりして…夜中に何度か目を覚ますこともあります。
椅子に座る際にも、自転車に乗る際にも、細心の注意を払わなければなりません。
エレベーターの扉や電車の扉も誤って挟まれないように要注意です。
何とか4度目の夏を超え、私の髪の毛は、何と足の膝あたりまで伸びました。
私が歩いているのか、髪の毛が歩いているのか…私は「異様に髪の毛の長い人」となっていました。
50代の私の「毛周期」は、「育毛剤」と「シャンプー」を助っ人に、一般的な20代にも勝る長さになっていることがこうして確認できたのです。
ごく単純な好奇心から髪を伸ばし始めてみたわけですが、
髪の毛はケアすればここまで伸びるんだ!!
と、一番驚いていたのは、私自身です。
「髪は長い友達」と言うけれど…長期に渡るお付き合いは信じられないくらい大変だけれど…確かに、もはや離れがたい「友達」になっていたように思います。
髪を伸ばし始めて約5年。4度目の夏を超えて、50代でもケアすれば十分に髪を長く伸ばせることを自ら体験して、ようやく「髪を切る」という言葉が、時々、脳裏をよぎり始めました。
しかし、お相撲さんの断髪式ではないですが、それを実行するに当たっては、自分にとって確固たる動機が必要でした。
「4度目の夏を超えたら…」なんて動機は、あえなく却下。暑い夏を一緒に頑張ったのに、どうして涼しくなって切らなきゃいけないの?
晩秋の頃です。その動機は突然転がり込んできました。
19歳の女性だったか、生まれてから一度も髪を切っていない方のニュースに目が留まりました。
その方の髪の毛は足首くらいまであり、幼い頃はご両親に髪を洗ってもらっていたそうです。
それはそうでしょう!ここまで維持するの大変だったでしょう!やけに共感。
初めて髪にハサミを入れるとのこと。
じゃ、私も!
髪を伸ばして5年が過ぎ、その年末に髪を切ることにしました。
髪を切る時は私よりも美容師さんの方が緊張されていたのを覚えています。
最初のハサミは自分で。ジョリッ。思ったよりもずっしりとした切り応え。
こうして切り取られた毛束は5本。驚くべきはどれも毛先まで傷みがなかったことです。
切り取られた毛束の最長の長さは90cm。
長い年月、ご一緒頂きありがとう!
最初に感じたことは、
頭が軽い!
ということでした。髪の毛はそれなりの重さがあったようです。
髪を切って最初に洗髪して感じたことは、
洗髪が楽~~!!
ドライヤーで乾きが早い~~!!
座る際、寝る際に、気を使わなくて済む~~!!
なんだか、とてもとてもホッとしたのです。
約5年、自分の髪の毛がどこまで伸びるかに挑戦したというこの体験は、今でもとても貴重な思い出となっています。
そして、その時々の到達結果、伸びていく髪の長さに一番驚いていたのは、私自身です。
もう一回挑戦する?
いえいえ、それは謹んでご遠慮申し上げます!
注意
今回のコラム内容は、あくまでも個人の一つの体験です。製品の効能・効果については個人差もございますので、製品をご使用後、同様の結果になることを保証するものではありません。
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