
同じ場所で髪の毛を分けていると、そこにくせが付きがちです。
気づけばぱっくり割れて、分け目を別の場所に変えようとしても直らない!なんて事ありませんか?
薄毛に悩んでいらっしゃる方は、ぱっくり割れた分け目が目立って毎朝悩んでいらっしゃるかもしれません。 そこで!今回はぱっくり割れた分け目の隠し方を毛髪診断士×美容師の最強タッグが伝授
いたします!
目次
ぱっくり割れた分け目の隠し方のポイントは、実は根元
にあります。
ずっと同じところで髪の毛を分けていると髪の根元がつぶれてしまい、くっきりとした分け目がついてしまいます。
この根元を一度しっかりと濡らしてから乾かすことで、ぱっくり割れた分け目を目立たなくする事ができるのです。
この方法は、髪の特性を利用しています。
髪は主に3種類の結合で構成されています。有名なのはシスチン結合というもので、この性質を応用したのがパーマです。 他にも水素結合
というものがあり、これは水によって切断され、乾燥によって再結合
するという特性を持ちます。
この水素結合を利用し、一度水で濡らす事で水素結合を切り、ドライヤーで乾かす事で任意の癖付けをして再結合させ、スタイリング
します。 この水素結合の特性を使った、分け目を隠す方法を説明していきましょう!
第一ステップ「分け目をなくす」
まず、くせのついてしまった分け目をしっかりと濡らして水素結合を切り
、髪が柔らかく動く状態にします。
次にぱっくり割れた分け目が無くなるように、分け目の周辺の髪を手ぐしで良く動かしながら、色んな方向からドライヤーの風を当てて乾かします
。
この第一ステップで一度切れた結合をいつもと違う向きに再結合することで、ぱっくり割れた分け目のクセをとる事ができます。
ここで重要なのが、「しっかりと乾かす!」
ということです。
きちんと再結合させる前に乾かすのを止めてしまうと、水素結合はくせ付いているいつもの場所で再結合してしまいます
。 「しっかり濡らしてしっかり乾かす」のが鉄則です。
第二ステップ「分け目をかくす」
くせがとれたら、仕上げたい方向に髪を整えたり、ボリュームを出したいときはカーラーを巻きましょう。
分け目が隠れるように整えた状態をキープして仕上げの温風を当ててスタイリング
。その後冷風でキューティクルを引き締めればしっかりくせがつき、つやも出ます
。 分け目を作らない事が一番ですが、作る場合は正面から見た時に斜めに分け目を作ったり、ジクザグの分け目にするなどのテクニックで薄毛を隠す事ができます。
この方法はつむじが割れてしまって悩んでいる方にもオススメです。是非お試し下さい!
ブラッシングは、髪につやを与えたり、頭皮の血行を促す効果があります。
そのため昔から身近なヘアケアとして取り入れられてきました。
目的に合わせて道具を使い分け、効果的なブラッシングを心がけましょう。
頭皮のマッサージには、パドルブラシやクッション性のあるブラシ
を使います。
髪のパサつきが気になる方は、つやを与えてくれる動物毛のブラシ
がおすすめです。
化繊やプラスチック製のブラシは静電気が起こりやすく、頭皮への刺激も強いのでオススメしません。
洗髪後の濡れた髪はダメージを受けやすい状態なので、目の粗いコームで毛先から丁寧にほつれを取り、少しずつ上にずらしてとかします。ほつれが取れたら、根元から毛先まで一息にとかしましょう。
ドライヤー前に髪をほぐしておく事で、乾かす時に髪が絡まって抜けてしまったり、切れてしまうのを防ぐ事ができます。
スタイリング用には、毛が長さ違いで植えられているブラシがおすすめ
です。
細く短い毛もしっかりと拾い、立ち上がらせることができるので、ブラッシングでふんわりと仕上げることができます。 誤ったブラッシングで、髪を引っ張ってしまったり、毛を傷めることのないようにしたいですね。
協力:石川憲之(株式会社アドバンジェン 営業部部長 美容師)
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