アドバンジェン製品開発部部長の横田です。 今回は、私自身の開発の原動力となっている「あの日の忘れられない出来事」「製品がもたらす嬉しい話」「母のこと」をご紹介します。
目次
「抜け毛が増えた」「セットがきまらない」「ひとに見られている気がする」など、薄毛の悩みは実に様々で、どれもとても深刻です。
セミナーで毛髪の話をしたり、展示会で育毛剤の説明をする機会が多かった私は、常にお客様のそのような切実な悩みを生の声で伺ってきました。
もう、10年程前になるでしょうか。ある展示会でのことでした。50代半ばの男性が私に近寄って来られて、自分の髪の毛を指さしながら、こうおっしゃったのです。
「これ、カツラに見えるか?」
男性の髪は、どこからどう見ても、フサフサの自毛でした。
(カツラだなんて冗談にもほどがある!冷やかしのお客様に違いない!!)
私は、少なからず腹立ちを感じながら、愛想笑いと共に首を横に振りました。
「この育毛剤は効くの?」
男性は続けます。
私は、その男性に通り一遍の製品説明だけをしたように覚えています。
そして、色々お話するうちに…
男性の奥様が深刻な薄毛に悩んでおられることがわかったのです。
いつも男性のフサフサの自毛を奥様がうらやましそうに眺められるので、「これは、カツラだ。カツラだよ。」と繰り返されているというのです。
奥様の薄毛の悩みを身近に感じながら、「カツラ」と言い聞かせる男性の心境を思うと、先ほどまでの自分の態度に恥ずかしさを感じました。
「頑張ってね!」という言葉を残して、去られる男性の後ろ姿に、深く一礼しながら、
多くの人に喜ばれる育毛剤を届けます!!と心に誓った出来事でした。 あの日の出来事は今も私の開発の原動力となっています。
会社では、時折、お電話でお客様と直接お話させて頂くことがあります。
開発者としては、それがお喜びのお声であれば、もう、飛び上がるほど嬉しいです。
育毛剤なら「抜け毛が減った気がする」「ボリュームがでたみたい」、シャンプーなら「髪の毛にツヤが出た」「シャンプータイムが時短で簡単」など、嬉しいお声を頂く度に、開発者冥利に尽きます。
ある時、面白いお話が…
「アドバンジェンの育毛剤のお陰で夫婦仲が良くなりました!」
(???)
年配のご夫婦で、お子様も巣立たれ、夫婦2人の生活では、お互いに口数も少なくなっていたらしいです。
奥様が育毛剤を後頭部に噴霧しようとしたところ、少し扱い辛かったようで、ご主人様が
お手伝い。そして、ご主人様には、奥様がお手伝い。
アドバンジェンの育毛剤を夫婦で朝晩使う度に、お互いのお手伝いをすることで、会話が増えたというのです。
「髪の毛が増えたんじゃないか?」
「髪の立ち上がりがしっかりした気がするよ。」
なんだか、そんな会話も聞こえてきそうで…
育毛剤が取り持つ夫婦仲良しのお話でした。
また、先日、お礼のお電話を頂きました。
入院先にシャンプーを持っていかれたお客様からです。
「髪の毛がツヤツヤでまとまっていて、嬉しい気分になりました。」
「ほのかな良い香りに癒されました。」
「いよいよ退院です。」
気分が滅入りがちな環境でも、ちょっとした香りや手触りの良さが心を和ますことってありますよね。アドバンジェンの製品がそんなお手伝いもできたことがとても嬉しかったです。
このようなお話を伺うと、益々、素敵な製品を世に出したい!という気持ちになります。 お客様のお喜びのお声は私の原動力です。いつも、ありがとうございます。
私の母は40代の後半頃より薄毛に悩んでおりましたので、私は、薄毛の人の悩みをとても身近なものに感じてきました。
悩んでいた時は「外に出たくない」「写真を撮らないで」「同窓会には行かない」そんなことばかり申しておりました。
私がアドバンジェンに入社し、育毛剤を始めとするヘアケア製品の開発を始めた頃、母は丁度70歳でした。
とにかく使ってみて!
育毛剤を使い始めて半年が経った頃、母はいつも行く美容院の方から「何か使いましたか?」と尋ねられたというのです。
そう言われれば、何となく髪の毛がしっかりしたような…
毎日の変化が少しずつですから、時々顔を合わしていた私は気付かなかったのですが、1年使い続けた頃にはしっかりと違いが感じられるようになりました。
1年前の写真と比べると全く別人の母がそこにいたのです。
悩みが小さくなると、気分も華やぎますよね。
それからというもの、母は体操教室や編み物教室に通うようになり、とても社交的になりました。不思議にあれほど気にしていた髪の毛のことは全く言わなくなりました。
そして、あれから13年。83歳になった母は今も製品を朝晩使用してくれています。
先日、母の家で探し物を手伝って押し入れを開けたら…
大きな段ボールいっぱいに帽子の山がありました。
薄毛を隠したかった母の気持ちの大きさは、正にその帽子の量が表していました。
もうこんなに必要ないよね。お役目ご苦労様。と私は押し入れの戸を静かに閉めました。
また、ここ1年、私の月1回のお仕事は、父と母の散髪です。
母の髪の毛に触れる日が来るとは夢にも思っていませんでした。
長いからこっちは短めに切ってね。と母。
手鏡を覗きながら、結構細かな注文が来るのです。笑
毎月、母の髪の毛を触りながら、とても不思議に思うのです。
ひとつの製品との出会いで、こんなにも人の気持ちが変わるものなのだと。
勿論、どんな製品にも、合う合わないといった個人差がありますが、製品開発者としては、やはり一人でも多くのお客様に喜んで頂きたいと思っています。
母のように…
製品開発者として、母には小さな親孝行はできたのではないかと思っています。
母は私の一番のお客様です。
母の元気な顔、喜ぶ顔も、私の仕事の原動力です。 これからも、頑張ります! 応援よろしくお願い致します!
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